高砂市在住の書家・芸術家の藤田雄大さんが手がけたプラスチックごみアートが現在、東播臨海広域クリーンセンター「エコクリーンピアはりま」(高砂市梅井、TEL 079-448-5260)で展示されている。
同作品は「Art Gallery Blanche(アートギャラリーブランシュ)」(阿弥陀町)のオープニングを記念して今年9月から約3カ月かけて、地元の小中学生約70人と藤田さんらが制作。藤田さんが視察で同施設を訪れた際、「環境問題に関心をもってもらうきっかけになれば」と寄贈を申し出て、先月、実現した。
縦1.8メートル、横6.3メートルの作品は、プラスチックごみを組み合わせて巨大な魚を表現している。これまでも環境をテーマに作品を制作してきた藤田さん。同作品は自身初の立体作品。巨大な魚は藤田さんが、釣り人や小魚は地元小中学生が、それぞれ担当した。作品に込めたメッセージについて、藤田さんは「自分一人くらい大丈夫、という気持ちを少しでも減らしたい。見えないところで困っている生き物がおり、いつか自分に返ってくる。だから一人一人ができることから始めてほしい」と話す。
施設見学のコースには、東播2市2町から運び込まれたごみが貯留されているごみピットなどのごみ処理設備の見学、ごみ収集車のトリックアートの撮影スポット、発電バイクをこいでの発電チャレンジや、タブレットを使用した環境クイズ体験コーナーがある。
見学無料、要予約。受付は火曜~土曜の10時~・13時30分~の2部制(祝日も対応)。見学所要時間は1時間30分程度。申し込みは電話で受け付ける。