洋菓子店「パティスリー ショコランタン」(稲美町蛸草)が稲美町にオープンして、12月10日で1カ月がたった。
店主の荻野さんは西脇市出身で現在、稲美町在住。兵庫県立農業高校を卒業後、大手製菓会社で7年勤務。その後、独立を視野に入れ師事したのが、チョコレート細工で4度の日本一に輝き、パティスリーの世界大会で銀賞に輝いた経験を持つ植崎義明さん。植崎さんの下で2年間の修業を経て兵庫県に戻り、他の洋菓子店でも数年間腕を磨いた後、11月に同店を開いた。
荻野さんは「高校時代から将来は地元の兵庫県で洋菓子店を開きたいと考えていた。自然豊かなところが気に入り稲美町に決めた」と話す。店名は荻野さん夫婦の共通の趣味だったキャンプから、「ショコラ」と「ランタン」を組み合わせた。「店に来た人の心に灯を、という願いを込めた」と妻の優香さん。
店内には常時約13種類のケーキを並べ、荻野さんが得意とするチョコレートを使ったものや焼き菓子もそろえる。
荻野さんは「これからいろいろなイベントが多いので、その時期に合ったケーキを出していきたい。特にバレンタインデーやホワイトデーには、チョコレートを使ったものをいろいろ考えているので期待してほしい」と話す。
営業時間は10時~17時(年末年始は異なる)。火曜・水曜定休。