兵庫県立高砂高校(高砂市高砂町)の創立100周年記念式典が11月25日、高砂市民会館(同)で行われた。
同校は1923(大正12)年に高砂町立高砂実科高等女学校として開校。1948(昭和23)年に男女共学の高砂町立高砂高等学校となり、1950(昭和25)年に兵庫県に移管され、現在の兵庫県立高砂高等学校となった。
式典には在校生約580人と卒業生らが出席。地域にゆかりのある能「高砂」の厳かな演舞で開式した。式の中で上出正彦校長は「国内外の社会情勢が激変する時代の中で伝統と誇りを守ってきた。これまでの卒業生の思いを受け止め、さらに前進させ次の世代へ引き継いでほしい」とあいさつ。生徒会長の高原由凛さんは「新たな歴史を作る一歩に私たちは誇りを持ち高砂高校生として恥じない行動を心がけていきましょう」と力を込めて呼びかけた。
後半にはゲストとしてジャズシンガーの綾戸智恵さんが登場し、同校のジャズバンド部と2曲を演奏。ジャズバンド部の演奏に綾戸さんが力強い歌声で共演し、節目に花を添えた。