まちおこしイベント「高砂縁日」が12月10日、ふれあいの郷生石(おおしこ)研修センター(高砂市阿弥陀町)で開かれる。主催はメッセンジャー高砂team。
イベント開催経験のないメンバーが「高砂を元気に盛り上げよう」と実行委員会を立ち上げ、5月に初開催した同イベント。副代表の深江有紀子さんは「高砂ってどこ? 姫路や加古川には行くが高砂には寄らない」と言われることがある。だから、『寄ってもらえる高砂』にしたい。いい所もたくさんあることを知ってほしい」と話す。
「初回開催時は開催場所を探すに当たり、実績がないために断られるなどの苦労もあったが、人脈を頼りに手探りで企画を立案し、高砂でイベント実績のある団体などにも出演を依頼するなどして開催にこぎ着けることができた。当日は約3000人が集まってくれた」と深江さん。
2回目となる今回は、「高砂縁日」が忘れられないためにも年内に開催しようと、出店者とスタッフで「高砂縁日の勉強会」と題して、チラシ作りに必要なグラフィックデザインツールの勉強をしたり、懇親会で結束を図ったり、互いのネットワークを広げることに取り組んだりして準備を進めてきた。
当日は、屋内で宝殿中学校、松陽高校、高砂市吹奏楽団による演奏や、ワークショップブースやハンドメード雑貨販売、ボディーケアやセラピーなどの癒やしのブースなど50店以上が出店する。屋外でも地元店のキッチンカーや飲食ブースなど27店が出店を予定。高砂縁日のキャラクターの名前について、「縁(えにし)くん」「高砂坊や」「高砂縁の助(えんのすけ)」「まつぼう」の4つの候補から来場者に投票を呼びかけ、13時からステージで発表を行う。
深江さんは「子どもたちが、実行委員として関わっている私の姿を見て『縁日って楽しいね』と期待してくれていることが励み。皆さんに高砂市の3大イベントの一つに並べてもらえるようになれれば」と意気込みを見せる。
イベント開催の経験はなく初めて参加する実行委員の島田拓也さんは「実行委員として携わることで高砂を知り、縁日を楽しみたい」と話す。
開催時間は10時~15時30分。入場無料。雨天決行。