高砂の結婚式場「ウエディングパレス鹿島殿」(高砂市阿弥陀町、TEL 079-447-1002)に11月3日、アート作品を展示できる「Art Gallery Blanche(アートギャラリーブランシュ)」がオープンした。
アートギャラリーオープンを記念した「プラごみアート」作品(展示は12日まで)
同式場の1階レストランを改装してオープンした同ギャラリー。面積は約34平方メートルで、壁面に作品を展示できるピクチャーレールを設置。床を木目調に、壁も白に変更した。
同ギャラリーは同市出身の書家・芸術家の藤田雄大さんが「高砂に、芸術に触れる場所を作りたい」との思いに、幼なじみで鹿島殿を経営する鹿島興産常務の山本達也さん、会社員の山本正和さんが賛同。鹿島興産の山本広高社長に企画を提案し実現した。オープン記念式典で山本社長は「全国各地で地方創生とアートを組み合わせた事例は多い。アート思考は子どもたちの教育にも重要なので、地域の皆さまと盛り上げていきたい」とあいさつした。
この日、アートギャラリーオープンを記念して制作されたプラスチックごみアートもお披露目。今年9月から約3カ月かけて、地元の小中学生と藤田さんらが制作。縦1.8メートル、横6.3メートルの作品は、プラスチックごみを組み合わせて巨大な魚を表現している。展示は今月12日まで。その後、広域ごみ処理施設「エコクリーンピアはりま」(梅井)に寄贈する。
藤田さんは「当初の企画書にはもっといろいろなアイデアがあったので、まだスタートライン。子どもたちの教育や地域の発展のため、これからは自分たちだけでなく、いろいろな人に協力してほしい」と呼びかける。
今月12日まで、「藤田雄大作品展」を開催。開館時間は11時~19時(12日は15時まで)。入場無料。