観客参加型コンサート「うたの集い」が5月20日、松風ギャラリー(加古川市野口町)で開かれる。主催は加古川勤労者音楽協議会(TEL 079-423-9640)。
同協議会は会員制で、年間6回のコンサートを開くほか、会員を中心とした合唱団を結成し、演奏活動も行っている。同コンサートはこれまで、会員や合唱団のメンバーを対象とした集いの場として開催してきた。コロナ禍により、大人数で歌うことやコンサートへ行く機会が減っていたことから、皆が一緒に歌える場を作りたいと、今回は広く参加者を募集する。会長の坂田勇さんは、「参加した人に皆で歌うことの良さを感じてもらい、これをきっかけに、合唱の輪が広がれば」と意気込む。
同コンサートは2部構成。第1部は、合唱団で指導を担当する北山恵さんによるピアノ伴奏に合わせて、来場客が昭和歌謡やフォークソングなどを歌う。北山さんは「曲の背景や心情などを解説し、歌い方をアドバイスすると、皆さんの歌の色がガラリと変わる。その変化を楽しんでもらいたい」と話す。第2部は、個人の出演コーナーとして事前の一般公募により集まった出演者らが、ギター弾き語りやオペラ独唱、琴によるポップス曲の演奏、韓国民謡などを披露する。プロジェクトメンバーの亀井文美香さんは「一緒に歌ってもらうのはもちろん、いろいろなジャンルの演奏を聴きに来てもらうだけでも楽しいのでは。気になっている人は、ぜひ参加してほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は14時~16時30分。参加費は、大人=1,000円、高校生・大学生と障がい者=500円、中学生以下無料。夫婦での参加は2人で1,500円。定員は60人。定員になり次第、受け付けを締め切る。