播磨地域を拠点に活動するサッカーチーム「チェント・クオーレ・ハリマ」が1月10日、志方グラウンド(加古川市志方町)で今季初練習を行った。
午前8時30分に始まった全体練習には選手20人が参加。快晴の下、体幹トレーニングや同グラウンド近くの高御位山をランニングしたほか、ボール回しなどで汗を流した。練習中は、ゴールキーパーでムードメーカーの石原祐樹選手や伏木一絋選手らが「いいねー」「ナイスパス」と声をかけながら取り組んだ。
チームは、昨季指揮を執った佐野裕哉監督の現役復帰を発表。今シーズンは、選手兼監督としてチームを率いる。佐野監督は「JFL昇格が最大の目標。ほかにも天皇杯や国体への出場、全国社会人サッカー選手権の優勝を目指す」と意気込む。現役復帰については、「指導者として、さらに向上するための新たな挑戦」とし、「メンバーと一緒に練習に参加しながら、プレーのタイミングやポジショニングなどを指導していく」と意気込む。
関西サッカーリーグディビジョン1に所属する同チーム。昨シーズンはアルテリーヴォ和歌山、飛鳥フットボールグラブに次ぐ3位の成績。石原選手を中心とした堅い守りで、14試合でリーグ最少の10失点に抑えた。オフシーズンにはチームの中心選手だった上村岬選手や近藤立都選手らが現役を引退した。
石原選手は「主力選手がいなくなったことでチーム力が落ちたといわれないようにしたい。盛り上げ役として、新加入選手も巻き込みながら、昨季のような最高の雰囲気のチームにする。個人的には一試合、無失点か最小失点で抑えたい。リーグ優勝、JFL昇格に向けて頑張りたい」と笑顔を見せた。