山陽電鉄荒井駅前に1月6日、カフェと創作料理の店「m3(エムサン)」(高砂市荒井町)がグランドオープンした。
同店は、グランドオープンに向けて木造倉庫をセルフリノベーション。温かみのあるシンプルでモダンなデザインに仕上げた店内には、席数は4人がけのテーブル席1卓とカウンター8席を設ける。
改装前の木造倉庫で移動型屋台を製作し、2021年10月より「m3屋台編」として営業を開始。2022年7月に開催した「ビアホール編」や周辺地域でのイベント出店などの期間を経て、同店を本格オープンさせた。
同級生の3人の得意分野や好きなことを持ち寄り3部制で営業する。クッキーやスコーン、パイなどの焼き菓子を提供するほか、夜はお酒も用意する。今後は、ランチ営業も予定。「体に優しい」料理やお菓子の提供を目指す同店では、調味料や甘味料にはこうじを活用するほか、ドリンクの一部には酢や発酵食品を使っているという。
店名の「m3」には、立ち上げメンバー3人のイニシャル「m」が「3乗の力を生み出し、奥行きが出るように」という思いを込める。「料理提供や会話を通じてお客さんと心の距離を近づけ、一日を楽しんで家に帰ってもらう」のが店のコンセプト。
店主の門谷美奈さんは「ぜひ店に会いに来てほしい。荒井という土地の良さを活かして、地域の人やお客さん同士が集える場所にしたい」と抱負を語る。スイーツ担当の新居麻織さんは「安らげる場所でもあり、ゆったり過ごせる場所にもしていきたい。親子連れでも安心できる空間にしたい」と笑顔で話す。アルコール担当の浜谷牧子さんは「お客さんの生活ルーティンの一部になる場所にしたい。ぜひ、来てもらって料理や会話を楽しんでほしい」と呼びかける。
営業時間は14時~翌17時(カフェ)、17時~翌2時(居酒屋)。予約はインスタグラムのDMで受け付ける。