加古川市立志方西小学校(加古川市志方町)で11月26日、創立150周年記念式典が行われた。
同校は1873(明治6)年に開校した文開小学校、原道小学校、又新小学校が前身。1893(同26)年には西志方尋常小学校として開校し、翌年には現在の場所に移転した。同市によると、神野小学校(神野町)、加古川小学校(加古川町)に続いて3番目に古い小学校だという。
記念式典には全校児童や教職員、来賓ら約100人が出席。藤本豊記校長は「これから積み重ねていく一日一日を新たな伝統となっていく」と式辞を述べた。その後、同校卒業生で講談師の旭堂南海さんが記念講演を行い、「故郷に戻ってくるときは学校から高御位山と大藤山を眺めてほしい。小学校の思い出が鮮やかによみがえってくるに違いない」と故郷のありがたさを話した。
最後は同校卒業生で妙正寺(志方町)の鹿多証道住職がこの日のために作詞・作曲した150周年記念ソング「笑顔の仲間」を披露。鹿多さんの指揮の下、6年生の楽器演奏で全校児童が歌い上げ節目を祝った。