加古川警察署（加古川市平岡町）と兵庫大学（同）が協働で交通安全啓発動画を制作し、7月5日、同校内で関係者に向けてお披露目された。

制作した動画のワンシーン

　両者は3年前から協働で交通安全啓発活動を行っており、これまで「歩きスマホ」「横断歩道」「自転車の交通事故」を題材にしたチラシ、ポスターを作成してきた。今年は新たな試みとして同署から動画制作を依頼。同署が絵コンテを作り、同校サプライズ企画部の学生が撮影と編集を担った。

　動画は約10分。学生が高齢者や子どもに扮（ふん）し、危険な道路横断の注意喚起や安全な横断歩道の渡り方など基本的な交通ルールを実演して紹介している。動画編集を担当した学生は「高齢者や子どもなど多世代の方が見やすくなるよう、テロップや音楽の入れ方を工夫した。改めて交通ルールを考えるきっかけにしてもらえたら」と笑顔で話す。

　動画は同署内や加古川市役所などの公共施設で上映するほか、交通安全教室で活用する予定。