2023年3月26日に開催を予定する「第2回KAKOGAWA MUSIC FES 2023」に向け、現在、実行委員会がクラウドファンディングを通じて支援を呼びかけている。
2020年12月に立ち上がった同委員会。「音楽が生まれる街、音楽を育む街、音楽が聴こえる街、そして音楽があふれる街へ。音楽を演奏する人と聴く人が共に楽しみ、当たり前に生演奏の音楽があふれる街に」との思いを持つ有志が集まり結成した。
今年3月に初開催された同イベントには1万人以上が来場。会場となった加古川河川敷には、会場中央にLEDビジョンを設置したメインステージのほか、ダンスパフォーマンスや地域のミュージシャンが演奏を披露するステージなど5カ所、6ステージを設けた。当日は、来場者が思い思いにステージを巡り、アーティストのパフォーマンスを楽しんだ。
実行委員会委員長の一角博司さんは「開催後には、多くの人に『これからもずっと続けてほしい』との声をもらったが、最終的な収支はかなりの赤字。それでも継続して開催を続けたいとの思いでクラウドファンディングを立ち上げた」と経緯を話す。「『入場料を取っては』との声も頂いたが、チケットを購入した人だけに向けて開催するのも違うと思った。前回同様、『入場無料』での開催を予定している」という。
クラウドファンディングの支援は1,000円から可能。リターンには、感謝の気持ちを込めた「Thank youメッセージ」やカコフェス公式ロゴタオル、Tシャツなどのほか、加古川出身のイラストレーター並河泰平さんの描き下ろし限定Tシャツ、優先エリアに入場できるリストバンド、アフターステージで写真を撮影する権利、大型LEDビジョンでメッセージ動画が流せる券などを用意。一角さんは「大型LEDビジョンで愛の告白をしてみては」と笑顔で話す。
実行委員の谷口蘭太郎さんは「『加古川と言えばカコフェス』と、加古川以外に住む人たちにも認知されるような名物フェスにしていきたい」と意気込む。同じく廣岡一葉さんは「前回は準備などで記憶が無くなるほどの忙しさから、自分自身、楽しむことができなかった。次回は自分も含めて、皆さんが快適に過ごせるような空間を作れたら」と話す。一角さんは「ずっと継続してカコフェスを開催したい。皆さんの支援、応援をお願いしたい」と呼びかける。
クラウドファンディングは8月14日まで。