高砂市内で自転車事故が多発していることから、高砂警察署は5月12日、自転車事故対策隊「SDTs(セーフティー・ドライブ・タカサゴ)」を発足した。
同署管内では昨年1年間で142件の自転車関係事故が発生。人口1万人当たりで換算すると16.25件で、県下でワースト1位となる。これを受け、自転車事故防止の啓発強化のため同隊を立ち上げた。
隊は高砂警察署員、高砂市職員、高砂交通安全協会役員、高砂地域交通安全活動推進委員、高砂自家用車自動車協会員、安全運転管理者部会員の6団体で構成。各団体が協力し改善を図る意図を込めて「SDGs」にちなんだ「SDTs(セーフティー・ドライブ・タカサゴ)」と名付けた。
同日には発隊式が行われ、隊を代表して同署交通課の黒木学さんが宣誓。「高砂市内の安全安心と快適な交通社会を目指し、交通事故抑止活動を推進する。『ただいま』の笑顔を届けるため、対策隊一丸となって全力で取り組む」と決意を述べた。
同署交通課の黒田康裕さんは「市内の自転車事故のほとんどは交差点で発生している。交差点を通過する際には自転車が通るかもしれないという意識で自動車の運転を」と呼びかける。