鶴林寺(加古川市加古川町、TEL 079-454-7053)で7月24日、夏休み親子文化財教室が開催された。
文化財の案内とともに、普段は公開していない堂宇の見学や、撮影会を行う同イベントは今年で12回目。当日は、大人と子ども合わせて約150人の参加者でにぎわった。地元の男子小学生は「夏休みの自由研究のために参加した」と話す。
鶴林寺は聖徳太子ゆかりの寺といわれ、古くから地元の人に親しまれている。真光院住職の吉田実盛さんは「今回の文化財教室開催に当たり、鶴林寺について、子どもたちも理解できるようにと新しいパンフレットも作成した。夏休み親子文化財教室は鶴林寺が始めたものだが、最近では地元団体『すっきゃ加古川』『かこがわ人の会』の参加協力もあり、充実した内容になってきている」と話す。
「子どもたちにとっては夏休みの自由課題に利用できるよい機会、お薦めは太子堂・鐘桜・『あいたた観音さま』。かこがわ人の会の人たちが文化財の魅力を分かりやすく説明をしてくれるので、大人も子どもも楽しんでもらえる」とも。