「キング醸造」(稲美町蛸草、TEL 050-3626-3090)が製品の製造過程でできる醸造かすを活用した食品ブランド「オリゼージョイ」から「お豆グラノーラ」の販売を開始して1ヶ月になる。
同社は創業120年の調味料メーカー。2月、副産物の醸造かすを活用する同ブランドを立ち上げた。プロジェクトチームの竹山慎一郎さんは「SDGsの目標『つくる責任つかう責任』において企業として社会に貢献しようと、コロナ禍で健康志向が高まる中で日々、試行錯誤している」と話す。
「お豆グラノーラ」は、食物繊維を含んだ大麦グラノーラを使用し、北海道産の黒大豆、大豆などに自社の酒かすをパウダー化して加えた食品。同チームの蕨野裕哉さんは「風味を生かすために添加物は不使用。酒かすをパウダー化することで、食物繊維やたんぱく質を手軽に取れるので腸活にもってこいの食品」と話す。
同チームの丸井慎太郎さんは「酒かすの独特の味が苦手な人にどのように味わってもらうのかについて、チームで知恵を絞った。酒かすが牛乳に溶けた時のコクのある味わいと風味を味わってほしい」と話す。
価格は200グラム=1,404円。ホームページのみで販売している。