加古川の生き物と触れ合ってもらう「サマーフェスティバルin加古川大堰(おおぜき)」が10月3日、加古川大堰(加古川市八幡町)周辺で開催された。
今回で3回目の開催となった同イベントは、加古川の自然に触れることで環境保全の意識を持ってもらおうと「加古川の河川環境を守る会」が主催。ライフジャケットや網、バケツなどを手にした小学3年生から6年生とその保護者約120人が参加した。
水の生き物を観察する前には、参加者全員で河川敷のごみを拾った。川に入っての生き物の観察では、安全に観察できるよう水深を調節し、加古川や支流の草谷川に生息する生き物をたも網で捕獲した。捕獲した生き物はコイの仲間「カマツカ」やエビなど。魚のつかみ取り体験では、いけすに放たれたアユとニジマス約600匹に子どもたちが狙いを定めて飛びついていた。アユとニジマスはその場で塩焼きにして食べる計画だったが、コロナ禍のため1人当たり3、4匹を持ち帰った。
参加した女子児童は「普段は魚をつかむことがあまりないのでいい体験になった」と笑顔。子どもと一緒に参加した保護者は「いろんな魚がいるのが分かり、外来種の生き物についても学べた」と話した。