東播磨地域で8月2日~8日、福島の小学生を対象にした宿泊型プログラム「第2回東はりま ゆるわくキャンプ」が行われる。
東日本大震災で被災した福島の子どもたちに保養の機会を提供したいとの思いから、市民団体やNPOなど5団体が立ち上げた「東はりま保養キャンプ運営委員会」が昨年度から始めた同プログラム。
コンセプトは「ゆるゆる休んでわくわく遊ぶ」。今年は福島県内から20人の小学生を招き、加古川市と明石市内の宿泊施設を拠点に、レガッタ、夏祭り、海水浴などの体験を提供する。
同委員会代表の藤田のりえさんは「福島のことを忘れないためにも、キャンプをきっかけに地元の人に少しで関心をもってもらいたい。そのために、できるだけ親しみやすいよう関わってもらいやすいプログラムを考えた」と話す。
5日目の「夏まつり」では、参加する子どもたち自身が企画に携わる機会を作るという。藤田さんは「コミュニケーションを取るきっかけをたくさん作りたい」と話す。
当日は、射的、ヨーヨー釣り、焼きそば、たこ焼きなどの屋台を並べる予定。「自分たちでキャンプをやり遂げたという実感をもってもらえたら」と藤田さん。
今後について、「この活動は継続することが大事。少なくとも5年は続けていきたい。さまざまな話を聞いていると、仕事場さえあれば移住したいという声もある。この5年でそういった選択肢ができる環境も作っていきたい」と意欲を見せる。
「たくさんの方のサポートが必要になる。少しでも地元の人に関心を持ってもらい、多くの方に賛同協力していただければ」と呼び掛ける。
サポート会員費は、1口1,000円~。運営委員会では、協賛広告、物品寄付、ボランティアスタッフも随時募集している。問い合わせは「東はりま保養キャンプ運営委員会」(TEL 090-3841-6017)まで。