わらび餅専門店「わら美っ娘(わらびっこ)」(加古郡播磨町、TEL 090-6328-7082)が5月8日、オープンした。
同店マネジャーの山本好美さんは、以前も同地でフランチャイズのわらび餅専門店を営んでいたが、「フランチャイズのメリットでもありデメリットでもある自由さがないという点で悩み」(山本さん)閉店した。近所の常連客に閉店の話をすると惜しむ声が多く、その声に答えて心機一転、個人店として再出発した。「良い意味で制約がなくなったので、その利点を生かした商品ラインアップや価格設定に工夫を凝らしている。原材料にもこだわり、他では味わえないわらび餅を提供している」と話す。
一番人気は、4種類の味が楽しめる「4色わらび」(通常500円、プレゼント用580円)。気軽に買いやすいように設定した「わらび餅(きな粉)100グラム」(300円)は近所の子どもが「おやつにちょうどいい」とよく買いに来るという。「新型コロナによりテークアウトの需要が増えたこともあり、オープンしてからここまで1カ月は順調な売れ行き」と山本さん。オープン初日は80組の来店があったという。現在も多い時には土日で70組、平日でも30組程度の来店があり、完売による早めの閉店もしばしばあるという。
「今の季節は、わらび餅の一番おいしい季節。わらび餅は老若男女問わず親しみがあり人気がある。これからは、わらび餅以外でもいろいろな挑戦的な商品の展開も考えている」と意気込む。
営業時間は10時~17時30分(売り切れ次第終了)。