加古川市役所近くに5月6日、「はりま相続ひろば」(加古川市野口町、TEL 079-446-7021)がオープンした。
「ワンストップの相談窓口」をキャッチコピーに相続、遺言、家族信託、成年後見などの相談を一つの窓口で解決するよう取り組む。同所を運営する梅谷事務所(高砂市春日野町)は1909(明治42)年、高砂市内で創業した。近年は相続に関連する相談が多く、問題になる前にできるだけ対策をしていく予防法務を行っている。司法書士、行政書士資格者、土地家屋調査士、社会福祉士、公認会計士、介護福祉士など多数の専門家が所属するため連携して幅広い相談内容に対応できるという。
同所によると、親が高齢になり認知症になるかもしれない心配から相談に来た家族が、成年後見制度の相談から親の財産を管理できる家族信託の話になり、自宅の登記名義人の問題、将来起こる相続の問題など、さまざまな内容の相談に発展するという。
所長の梅谷正太さんは「誰しもが相続を経験すると思う。法律関係は相談をすることに敷居が高いと感じるため、気軽に問い合わせをしやすい窓口にした。心の中でモヤモヤしていることを相談してほしい」と話す。
営業時間は9時~18時。相談には電話予約(TEL 079-446-7021)が必要。日曜、祝日定休。