高砂市社会福祉協議会高砂市地域包括支援センター（高砂市高砂町松浪町）が、「高砂市いきいき百歳体操」のDVDを製作した。

高砂市社会福祉協議会が「いきいき百歳体操」DVD製作　健全な地域づくり目的に

　重りを手首や足につけて椅子に座ってゆっくりと手足を動かす同体操。DVD製作は、みんなでできる介護予防運動の一環。

　同センターではこれまで、高砂地域で高齢者の介護や福祉の相談窓口として活動を展開してきた。2014（平成26）年から始まり今年で7年目となる同体操は、筋力をつけることで転倒しにくい体づくりや寝たきりを防ぐことを目的に行っている。高砂市内では90グループ2424人が週1～2回の運動を行い、参加者同士が情報交換や体調確認をする交流とつながりを深める憩いの場となっている。

　以前から「高砂市のオリジナルDVDを作ってほしい」との声が、参加者やグループ代表者から寄せられていたため、同センターが高砂市と協議しDVD製作を決めた。同体操の構成や指導は、高砂市民病院の理学療法士と相談、工夫を重ね高齢者にとって安全で効果的な運動を選択したという。DVDでは指導するモデルとして高砂市スポーツ推進委員が体操を紹介するなど地域の専門家と協働で製作した。同体操は、高砂市と同協議会のホームページでも配信する。

　同センター保健師の池田さんは「いきいき百歳体操の普及を行いながら健全な地域づくりを目指したい。地域の人に寄り添って相談、支援を継続的に行うことで、少しでも地域の活力を上げることができれば」と話す。

　同センター保健師の岡田さんと介護支援専門員の濱田さんは「地域には、いきいき百歳体操に参加したいが、グループへ参加できなく困っている人もたくさんいる。DVD製作を通じて普及活動を行い、いきいき百歳体操を広めていきたい」と意気込む。