駄菓子と日常風景を掛け合わせた写真が並ぶ「駄菓子絶景写真展わくわくわく」が、駄菓子屋いと(加古川市平岡町、TEL090-1892-0369)で開催されている。
同展は岡山県在住で「日本一のだがし売場」(岡山県瀬戸内市)で働く深井宏和さんの主催。深井さんは「駄菓子文化を残したい」との思いで2016(平成28)年から駄菓子の写真をSNSで発信してきた。2019年度に全国の駄菓子店を巡回する写真展を開催し、本年度は10月の京都開催を皮切りに同店が5会場目となる。同店の1周年になる3月12日に合わせて始まった。
店内にはたい焼きの駄菓子を水辺に浮かべたものや、円盤型にパッケージされたチョコと観覧車を組み合わせた写真など40点が並んでいる。8の字型にパッケージされたチョコを交通標識の自転車の車輪に見立てた写真は深井さんのお気に入りという。深井さんは「食べておいしいだけでなく見て楽しいを感じてほしい。駄菓子はパッケージが変わらない魅力もあるので、幅広い世代に楽しんでもらえたら」と意気込む。同店の正木美乃里さんは「初めて写真を見たときに面白かったので、このお店でも開催してほしかった。大人から子どもまで『わくわく』を感じてほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は15時~17時。日曜・水曜定休(写真展会期中は日曜営業)。入場無料。3月28日まで。