「第3回石の宝殿・竜山周辺史跡の写真展」が2月13日、高砂市中央公民館(高砂市伊保東)で始まった。主催は石の宝殿研究会。
同研究会は、生石神社(阿弥陀町)の御神体として祭られ、水に浮いているように見えることから「浮石」とも呼ばれる日本三奇「石の宝殿」と竜山周辺史跡の魅力再発見と高砂市内外への認知拡大を目的に活動している。昨年は、現地を散策するクイズウオークラリーや小学校や公民館で紙芝居を行う出前学習に取り組んだ。
今回で3回目となる同展では66作品を展示。審査で選ばれた優秀作品12点の応募者には高砂染めのハンカチも贈る。文化資料の展示では高砂市から貸し出された特別展示品や写真パネル、絵葉書、新聞など約100点も並べられている。
高岡一彦会長は「石の宝殿や観涛処など国の史跡に指定されているが地元でも知らない人が多い。言葉だけの伝承ではなく、写真や資料などで形に残るように次世代に継承していきたい。この写真展は、普段は見ることができない資料も展示してあるのでぜひ見てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は9時~17時(21日は12時まで)。入場無料。今月21日まで。