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高砂のブックカフェで「灯り」テーマに展示 少しずつの変化楽しんで

「現実」と「非現実」の「灯り」と「暗闇」のインスタレーション

「現実」と「非現実」の「灯り」と「暗闇」のインスタレーション

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 クレパス画家Yokiさんによる展示「灯(あか)り」がブックカフェ「町家Tentofu」(高砂市高砂町)のアートスペースで開催されている。

来場客が書いた絵や写真などで彩られたフロッピーディスクケースのアート作品

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 開催経緯について、Yokiさんは「店主の衣笠さんとの何気ない会話の中で、2011(平成23)年ごろから構想していた今回の展示アイデアを話したことがきっかけとなって展示が決まった」と話す。

 店名は明治時代から昭和初期ごろの街灯などを点火する「点灯夫」に由来しており、店主の衣笠収さんは「最初にラフ画を見た時に、まさにTentofuにぴったりだと心が震えた」と話す。

 展示内容は街灯が様々な暗闇の中の人や植物、音符などを照らす場面を描いたクレパスによる空想画の作品と、実際のランプや椅子などの展示やBGMなど空間全体をアート作品として楽しむインスタレーション展となっている。来場客が会場で描いた絵や写真などを自由に入れて展示する壁に掛かった60個のフロッピーディスクケースのアート作品や、店主との会話の中から生まれたキャンドルの明かりを使った観賞方法、展示初日に来場したアーティストの前田篤さんとのアイデアから生まれた映像や霧などによる空間演出のコラボレーションなど、72日間の展示期間をいかした展示となっている。「期間中に作品が少しずつ変わっていく変化を楽しんでほしい」とYokiさん。

 「暗闇は一つ一つ種類が違い、明かりにもそれぞれ一つ一つ優しさがある。どちらも必要で、無いと大切さが分からない」と、作品のテーマ「灯り」についてYokiさんは話す。

 「明かりを浴びるものや人や植物にストーリーを感じながら、普段よりゆっくりした時間を過ごしてもらえればうれしい」とYokiさんはほほ笑む。

 開催時間は11時~19時30分。入場無料。開催期間は3月27日まで。

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