東播磨3市2町(明石市、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)の観光施設などを巡る「東播磨ファンタジースタンプラリー」が10月19日から展開されている。主催は東播磨県民局。
観光施設への集客や地域の魅力を発信することを目的に今回初開催。同局がファンタジー系のコスプレや造形作品の製作を得意とする匠工芸(高砂市荒井町)に依頼し、感染予防のためスマートフォンを使用する非接触型のモバイルスタンプラリーとして企画した。同局の伊藤裕文局長は「匠工芸はコスプレ造形やアクリル製の武器を海外に出品するなど世界的に活躍している。地元企業とタッグを組んでファンタジーを中心に地域を盛り上げていきたい」と話す。
スタンプスポットは20カ所。県立明石公園や鶴林寺(加古川市)、工楽松右衛門旧宅(高砂市)などにご当地のモンスターが出現し、スマートフォンを用いて倒していくストーリー。スポットには等身大のモンスターパネルが設置してあり、QRコードを読み取ることで「たたかう」ことができ、「けいけんち」を獲得していく。獲得した「けいけんち」によって抽選でアクリル製の「伝説の剣」や「魔法の盾」「宴のごちそう(加古川和牛)」などがもらえる。モンスターも全てオリジナルで、スポットにちなんだデザインになっている。
匠工芸の桃井鈴さんは「どのモンスターも分かる人には分かるデザイン。個人的にお気に入りは『みとろフルーツパーク』のモンスター。ブドウや柿など実際に収穫できる果物をモチーフにしていてかわいい」と笑顔で話す。代表の折井匠さんは「ファンタジーを通して笑顔とかワクワクが少しでも生まれたらうれしい。スタンプスポットは楽しくて魅力的な場所ばかりなので、周辺の観光なども満喫してもらえたら」と意気込む。
12月20日まで。問い合わせ先は匠工芸(TEL 079-445-4500)。