日笠山と鹿島川に夜桜を照らすぼんぼりが3月15日、曽根商工友の会によって設置された。
同会は地域活性化を目的に活動する曽根町の商工業者の団体で約30人が所属しており、毎年1月に行われる曽根天満宮ゑびす大祭での福引や3月に日笠山と鹿島川沿いのぼんぼり設置などを有志で行っている。
ぼんぼりが設置された日笠山は、曽根天満宮の西側に位置する標高62メートルの小高い山でボタン桜の名所として知られおり、約1000本のボタンザクラやソメイヨシノが植えられている。鹿島川沿いには約360本のソメイヨシノが植えられており、桜並木が続いている。現在の桜の開花状況は、日笠山が五分咲き程度、鹿島川が三分咲き程度となっている。
同会メンバーの木澤一平さんは「今年はコロナウィルスの影響で毎年恒例の鹿島川での桜のイベントが中止となってしまったが、今年もぼんぼりだけは設置することにした」と話す。
「幼いころから見てきた春の風景を失くしてしまいたくないと思いから毎年設置を継続している。毎年継続していくには課題も多くあるが、これからも続けていけるよう頑張りたい」と木澤さんはほほ笑む。
ぼんぼりの点灯時間は19時~22時。点灯期間は4月19日まで。