「コウノトリの人工巣塔」の完成式が2月27日、高砂市のひょうたん池コウノトリ夢公園(高砂市北浜町)で開かれた。
ひょうたん池コウノトリ夢公園に設置された人工巣塔と記念手形看板
同園では2013(平成25)年2月に初めて1羽のコウノトリの飛来を確認。昨年10月にもコウノトリが飛来したことを記念してNPO法人堂池地区ため池協議が人工巣塔を設置した。今後のコウノトリの飛来と豊かなため池を未来につなぐシンボルとしての活用を願い開かれた同式典には、北浜小学校6年生の児童とため池ふるさと教育プログラムモデル事業実行委員会の委員も参加。同校児童が作成した記念手形看板も同日お披露目となった。
同実行委員でNPO法人堂池地区ため池協議会の生嶋洋一さんは「夢を込めて、コウノトリの休むところを作ることができた。これからも、コウノトリにずっと住み続けてほしい」と話す。「児童たちには、このすてきな自然が残るふるさとを愛する気持ちを持ち続けてほしい、このような地域交流が大切」と呼び掛ける。