高砂でドイツ菓子の店として40年の歴史を持つ「ホーゲル」(高砂市神爪)の駐車場の一角に11月22日、パン店「ベッカライ・シュン」がオープンする。
ホーゲルの社長を務める橋本芳秋さんの次男、隼輔さんがシェフとして運営する同店の店舗面積は25坪、販売スペースは8坪。店内は開放感を感じられるよう、天井を高くし、窓を大きくすることで光を取り入れやすくするなど工夫を施す。
隼輔さんは高校卒業後、スーパーマーケットのパン部門に5年間勤めていたことがあり、そこでは機械工程でパン生地を成形していた。「パン職人の生地作りを目にする機会があり、その姿に感動しパン職人を目指した」と隼輔さんは話す。
神戸の有名店などで7年間に3店で修業した隼輔さん。独立を考えていたころ、芳秋さんから「一緒に店をしたい」と言われたのを機に同店開業を決めた。
パンは国産小麦と天然酵母を使用。添加物を入れず自然の素材にこだわっていると言い、パンの種類は1日を通して約40~50種類を用意する。隼輔さんは「安全安心で、おいしいパンを食べてほしい。お客さまとスタッフが明るく、楽しくなる店を目指し、地元の人に愛される店になれば」と意気込む。「バリっとかみ応えのあるハード系のパンがお薦め」とも。
営業時間は8時~18時。オープン記念として11月22日・23日の来店客先着100人(計200人)にバゲットラスクとコーヒーチケットを進呈する。