東播地域を中心に会員が集まる「帰正会」の書展が9月28日と29日に高砂市文化保健センター中ホールで行われる。今年で46回目。
帰正会は約50年前に高砂市出身の納庄素山さんから書を学ぶために集まった会で、1973(昭和48)年から年に一度、展覧会を開いている。納庄さんが亡くなった後もメンバーらで「明・浄・直」の心で練成会や展覧会を行うなど活動を続けている。
同会には、現在約70人が所属し、同展ではおよそ50人が70点ほどの作品を出展する。同会理事長の田中茂さんは「会員には書道を指導するなど大きな作品展に出展している人もいる。今回の作品展に向けて日々練習するなど目標は違うが、年に一度の節目として展覧会を開いている」と話す。
同会展覧会部長の小嶋豊さんと総務部長の大道恵司さんは「展覧会には家に飾れるような大きさの作品が多く展示される。洋室にも合うような表具もあり、日常に書のある暮らしを想像しながら見てもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、9時~17時(29日は16時まで)。入場無料。