9月から加古川市、高砂市、稲美町で順次開催される「こどものまち」を運営する「こども店長」の募集が始まった。主催は高砂キッズ・スペース(TEL 079-441-9289)。
「こどものまち」は参加する子どもたちが政治や仕事、買い物を体験しながら社会性を学ぶイベントで、日本ではおよそ200カ所で開催されている。同団体は2008年から東播磨2市2町で実施。加古川市では9月21日・22日・23日にニッケパークタウンで、高砂市では10月26日・27日に高砂市文化保健センター、稲美町は12月1日に加古福祉会館で行う。稲美町では2年ぶりの開催になる。同団体の菅寛和さんは「子どもたちだけでお店の運営やサービスを提供するイベント。みんなで考えて創っていく楽しさや達成感を感じてほしい」と話す。
イベント開催前の6月からは順次「こども会議」が行われる。事前に子どもたちが話し合い、参加日時やお店の種類などによって3~5人のチームを結成し、店作りを考えていく。
これまでにはラーメンやパンケーキなどの飲食関係の店や、射的ゲームや手作りアクセサリーの販売など物販の店などが企画されてきたという。子どもたちには主催者から運営資金が支給され、その金額の範囲内でできることを模索していくという。
「何年も続けて参加する子どもも多く、最近はお店のレベルも上がってきた。みんなの思い描く自由な発想で面白いまちをつくってほしい」と菅さん。「自分のやりたいことを形にできる場。興味はあるけど何をしたらいいか分からなくても、仲間たちと協力して刺激を受けながらいいまちを作っていきましょう」と参加を呼び掛ける。
対象は小学4~6年生。参加費3,000円。定員100人(応募多数の場合は全日程参加可能な人から優先)。申し込みはメールフォームから。5月31日締め切り。