高砂海浜公園(高砂市高砂町)の海岸を清掃する「ぼくらのむこうじま作戦 漂着アオサを掃除しよう」が5月11日に開催される。高砂海浜公園保全集いの会と高砂市環境政策課の共催。
高砂海浜公園には夏場にかけて海藻「アオサ」が大量に発生し、海の生き物が酸素不足のため生息できず、悪臭の原因にもなっている。市民有志による同会は定期的に清掃活動を行っており、2015年から毎年この時期に市と共同で市民に参加を呼び掛けて同イベントを行っている。同課の永井紀子さんは「4月の時点でアオサの発生が確認できた。一緒に清掃活動を行うことで環境意識を高めるきっかけになれば」と話す。
同公園の海岸は湾のような形をしていることで海水が循環しにくく、漂流物がたまりやすいという。昨年アオサは少なかったものの漂着物が多く、流木や空き缶などのごみを買い物かご約130箱分回収した。
永井さんは「清掃をしていると小魚やカニなどの海の生き物に出会えるかもしれない。本来生息する生き物のために海辺をきれいに保つことの大切さを感じてほしい」と話す。海の生き物と触れ合う企画も予定。「みんなで楽しみながら清掃し、魚のすみやすい環境をつくっていければ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。参加無料。雨天中止。問い合わせは高砂市環境政策課(TEL 079-443-9029)まで。