高砂商工会議所と兵庫県立大学が3月14日、産学連携協定を締結した。
地域産業振興、地元企業育成、企業関係者などの人材育成、企業ニーズの発掘・集約、仲介などを内容に盛り込む同協定。
締結式では、同会議所の森本幸吉会頭と兵庫県立大学の山﨑徹副学長兼産学連携・研究推進機構長が握手を交わした。
山﨑徹副学長は「普段は姫路を中心に活動を行っているが、高砂に拠点を作っていただくと交流しやすくなる。知の集積をすることで、共に成長、発展していきたい」と意欲を見せる。
森本会頭は「『次世代のプラットホームをつくる』をテーマに、高砂の課題に対して、指導や支援をいただきたいと考えている。地域におけるイノベーションを起こしていきたい」と意気込む。
この日は、山﨑副会長が同大学の今後の取り組みを紹介したほか、同会議所が謡曲「高砂」を披露するなどして、終始和やかな雰囲気で進行した。
森本会頭は「フォーラムや講演会開催を通じて、まずは連携協定を結んでいることを市民の皆さんに知ってもらいたい」と話す。
両者は今後、AIやIOT分野で人材交流を図るほか、学生が企業の現場体験を通じて研究を深める機会を設ける方針という。