高砂市民合唱団40周年記念コンサート」が3月24日、高砂市文化保健センター(高砂市高砂町)で開催される。
1978(昭和53)年に結成された同合唱団は、高砂の風物詩として定着している「高砂市民音楽祭」に第1回から参加。合唱を通じて高砂の音楽文化の発展に広く携わってきたという。現在は、40歳代から80歳代の団員で構成されており、常時30人ほどが高砂公民館を使い週に一度のペースで練習に励んでいる。結成当時からの団員として現在も3人が在籍しているという。
コンサートでは、40周年を記念し、活動の歴史を振り返るとともに、日頃の練習の成果を披露する。ステージは3部構成で、指揮、ピアノ伴奏はそれぞれ、日頃から同合唱団の指導を行い多方面で活躍する川邊甲子郎さん、樽尾裕美子さんが担当する。
第1ステージでは、東日本大震災で津波被害を受けた南相馬市の小高中学校で音楽教諭を務めた小田美樹さん作曲の「群青」や、甲子園でおなじみの演奏歌など希望や応援をテーマにした曲を披露する。第2ステージでは、同合唱団と共に高砂を合唱で盛り上げている高砂市少年少女合唱団をゲストに招き、若々しい歌声で会場を盛り上げる。最終ステージでは、来場者全員が故郷を懐かしみ、口ずさめるような楽曲を中心に披露するという。
団長の田中秋子さんは「これまで活動を続けることができて、先生方や館長、他の合唱団の方々にはありがたい気持ちでいっぱい。各公民館をはじめ、こども園やケア施設での合唱を通じて、たくさんの方と交流できたことが何よりうれしく、私たちが元気をもらっている」と話す。「プログラムには書けなかったが、当日は来場者のみなさんと何かできたらと準備している。ぜひ、一緒に楽しみましょう」と参加を呼び掛ける。
開場13時、開演13時30分。参加無料。