防災イベント「秋の火災予防運動」が11月10日、高砂のショッピングセンター「アスパ高砂」(高砂市緑丘)でが開かれた。主催は、高砂市消防本部。
火災予防の普及活動として全国一斉に行われる火災予防運動。高砂市消防本部では1983(昭和58)年からイベントを開催し、今年で34回目を迎える。
当日は、市内10校の小学5、6年生から公募した防火ポスターの表彰式を行ったほか、地元保育園の園児たちが「防火」と書かれた法被を着て楽器演奏を披露。イベント後半は、身近な防災体験として消化器体験や心肺蘇生体験などを実施し、ショッピングセンターを訪れた親子連れなどが参加した。
小学生の男児と参加した母親は「買い物のために立ち寄ったが、このイベントがあることを知って参加した。子どもが楽しみながら体験をしていた。防災を身近に感じる機会になれば」と話した。
高砂市消防本部消防司令補の橋本裕文さんは「災害では、幼い子どもやご年配の方が被害者になりやすい。こういった体験を通して、家庭の防火につなげてもらいたい」と話す。