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加古川の劇団「ここから」が演劇教室 演劇始めるきっかけに

参加を呼び掛けるメンバー(左から田口さん、宮内さん、代表の橘さん、井川さん)

参加を呼び掛けるメンバー(左から田口さん、宮内さん、代表の橘さん、井川さん)

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 加古川の氷丘公民館(加古川市加古川町)を拠点に演劇活動をしている劇団「ここから」(TEL 079-421-6029)が現在、演劇教室の第26期受講生を募集している。

演劇の様子

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 1993(平成5)年から演劇教室を開いている同劇団。劇団員の田口陽子さんは「参加の理由は友達作りやテレビの俳優への憧れ、プロを目指す人などさまざま。演劇をやってみようという人を埋もれさせず、一歩踏み出すきっかけにしてほしい」と話す。

 演劇教室では前半には発声・アクセント・感情表現・身体を使った表現などの演劇の基礎を学び、後半には卒業公演に向け稽古に取り組む。「参加者は中学生から70代までと世代の幅があることもあり、年度ごとにカラーがあって面白い。卒業公演一つのものを作ると団結力が増す」

 同教室を受講し、現在の同劇団に所属する高校生の北村花楓(かえで)さんは「演劇を始めるまでは、他人の目を気にしすぎて好きなことを思いきりできていなかったが、今ではできるようになった。好きなことをするには責任が伴うことを学び、より熱心に取り組めるようになった」と言う。

 同じく受講生だった中学生の宮内咲綺(さあや)さんは「将来役者になるために何をすればいいのかが分かった。同じ思いを持った人が集まっているので、同じ話で盛り上がることができる友達ができたのも通って良かった。悩んでいることを相談できたりするのも、学校で演劇部に入っていない私にとってはうれしいことだった」と振り返る。

 同劇団主宰の橘美恵子さんは「こんな時だからこそ心を豊かにする演劇を一人でも多くの人に体感してもらいたい。地元で生のお芝居に触れる機会を増やし、楽しさを知ってもらえれば」と呼び掛ける。

 受講期間は3月~6月の4カ月間。毎週日曜11時~13時。対象は中学生以上。月謝は4,000円。

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