高砂市文化保健センター(高砂市高砂町)ぼっくりんホールで3月18日、「第48回古典舞踊乃会」が開催される。主催は高砂舞踊協会。
同協会の1年間の稽古を発表する場として毎年この時期に行われる同イベント。プログラムは、端唄や小唄、長唄を中心に、全21演目を3時間にわたり披露する。
島田さんは「古典といえば長唄。子どもが演じている、親子角兵衛や橋弁慶。大人と子どもが演じるのろけ地蔵もある。曲が15分ほどあり少し長いがぜひ聴いてほしい」と話す。古典舞踊を知らない人も楽しめるように創作した曲も披露されるという。
高砂に古典舞踊を残したいと始まったことがきっかっけで50年以上の歴史がある同協会。現在4~94歳の老若男女約60人が在籍する。普段の稽古は、会主の島田幸桐さんの自宅稽古場で行われている。日本舞踊にかかる費用を少しでも抑えようと、島田さんが手作りする衣装も多いという。
「古くから伝わる日本舞踊を知ってもらいたいし、次の時代につないでほしいという思いがあるから頑張れる」と島田さん。「毎回満席になるくらい多くの方に来てもらっている。多くの方に興味を持ってもらいたいし、フラッと気軽に来てほしい」と参加を呼び掛ける。
12時30分開演。入場無料。