高砂の古民家カフェ「路地裏のカフェKOTI(コティ)」(高砂市高砂町)が10月30日、オープン2周年を迎えた。
店主の向井瞳さんが土曜と日曜のみ営業する同店。席数は、カウンター7席、4人掛けテーブル1卓、2人掛けテーブル1卓の計13席。
向井さんは「4年ほど前に仕事先で立ち寄った丹波のカフェで出合ったコーヒーがきっかけ。温かい感じがしておいしいと思い、温かい気持ちのこもったコーヒーを自分も提供したいと思った」と振り返る。
向井さんは丹波のカフェでフレンチプレスを使ったコーヒーの入れ方を学んだ後、独学で豆の種類や分量を研究。地元の古民家を借りて、数人の仲間と7カ月掛けて古民家を店に改装しオープンにこぎ着けた。
「フレンチプレスで入れるコーヒーは、紙を通さないため豆本来の味が楽しめる。油分も残るためマイルドな味わいになる」と向井さん。「豆は、生産者、品種、精製方法を単一とする『シングルオリジン』の豆を使い、客のその日の気分にあった味のコーヒーを提供できるよう心掛けている」とも。
メニューは、常時8種類の豆を用意するコーヒー(500円~)をはじめ、軽食をセットにした「ブランチプレート」(1,000円~)、ソフトドリンク(500円~)などを用意する。
向井さんは「オープンから2年。今では神戸や京都から訪れる客もいる。遠くの人に高砂にもいろいろな店があることを知ってもらえてうれしい。これからも地域に根付いて、愛されるコーヒーを提供していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~18時。月~金曜定休。