高砂市文化会館(高砂市高砂町)で10月15日、舞踏「2017年 秋 舞踏公演『夢の中へ・・・』」が上演される。主催は、高砂BUTOH協同組合。
2001年に立ち上げられた同組合は、高砂生まれ、高砂育ちの代表の山本きよこさんが地元で舞踏を広めたいという強い思いで設立。公演は、おおむね春と秋の年2回開催している。
日本発祥で約60年の歴史がある舞踏は、重心を低くしてリズムにとらわれず、体をひねったり、床に転がったり自由に表現する踊りで、山本さんは「きれいな踊りではなくて大地にかがみこんで、うごめくようなもので、そこにいるリアルな自分を見つけていく感じのもの」と話す。
公演は、計3時間・2部構成で、1部は同組合のメンバー(きよこ・マサト・とき・ひろみ・あやこ)によるソロとグループの舞踏。2部はプロの舞踏家(桂勘・ドウ ユウファン・伴戸千雅子・孔雀、以上敬称略)がゲストとして舞を披露する。
山本さんは「踊りは即興性の部分と振り付けのある部分と両方ある。踊りだけではなくて、音もぜいたく。地域の中で分けの分からないもの、何が出てくるか分からない空間というものも大切だと思う」と語る。
公演について山本さんは「高砂では珍しいと思う。踊りは自由なもの、創り出していくもの。個人差はあるけれど、命が共振し合う世界を感じでもらいたい。気持ちの良い音楽と不思議な踊りの非日常の世界を見に来てほしい」と来場を呼び掛ける。
公演時間は、開場14時30分、開演15時。チケットは、前売り=2,000円、当日=2,500円。電話予約が必要(TEL 090-4496-2494)。