兵庫県内の企業や個人事業主らが新商品やサービスをPRするイベント「はりらんまつり」が10月3日、加古川の兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」（加古川市加古川町）で開催される。

主催する「はりまらんちんぐ」

　当日は、洋菓子店や飲食店が提供する最新オリジナルメニューのほか、地元の工務店や石材店、自費出版店など約30の多彩なブースが出展。出展企業が提供する賞品が当たる抽選会や、セミナー「よくわかる保険活用術」、シンガー・ソングライターの梅谷陽子さんら地元アーティスト、グルメ仮面によるコンサートなども予定する。併せて、障がい者施設と連携した授産商品も販売する。

　主催する「加古川発異業種交流会 はりまらんちんぐ」は2013年3月の発足以降、定期交流会を開いており、9月に31回を迎えた。参加者5人でスタートし、今では常時30人を超える規模に成長している。特徴は、参加者が弁当を食べることから始まる点。「ビジネスの話ではなく、まずは雑談から始めよう」というコンセプトが人気の理由の一つだ。

　「地元の企業や個人事業主同士が『お互いさま』という助け合いの精神で運営している」と事務局長の赤熊淳さん。最近では、参加者が新商品のPRを兼ねて土産を持参することも多いという。

　イベント開催のきっかけは、「これだけの企業が集まるなら、商材や活動を見てもらう機会や地域貢献として何かできないか」という赤熊さんのつぶやきから企画がスタートした。「手探りで企画した当会初めてのイベント。このイベントで、さまざまな商品や情報を多くの人に持って帰っていただければ」と赤熊さん。

　開催時間は10時～16時。売り上げの一部は、地域貢献のため寄付される。