高砂在住でまちおこしイベントを企画する春下充代さんが9月2日、兵庫県内の市民活動グループのメンバーを案内する「高砂ご縁のまちミニツアー」を開催した。
企画の経緯について、春下さんは「高砂が県内の人からもあまり知られていないと感じたことがきっかけ」と話す。春先に神戸や青森の知り合いを観光案内し、その様子をSNSに投稿したことから、春下さんが所属する商工会議所の観光部会で「どんどん高砂を発信してほしい」という声が上がったという。
ツアーでは、県内の市民活動グループ「ひょうごエンジン」のメンバー4人を案内。案内人として市内の観光に詳しい坂本まりさんも協力し、「石の宝殿」や「竜山石の採石場」、「高砂神社」などを回り、高砂の歴史と文化を紹介。ご当地グルメ「にくてん」の試食や、高砂のご当地品である「松右衛門帆」の生地を使ったカードケース作りも体験した。
春下さんは「高砂の良さを知ってもらい、飽きずに楽しんでもらうために、見て、聞いて、食べて、とバランスよく計画を立てた」と話す。
神戸市から参加したという岡部敏子さんは「竜山石は1億年も前の古い歴史を持つことを知れた。話しを聞きながら回ることができて楽しかった。SNSなどで高砂の良さを発信したい」とツアーの感想を話した。
春下さんは「初めてのツアーで喜んでもらえて良かった。これからも高砂のことを知りたいと相談があればできるだけ応えていきたい」と手応えを見せた。