高砂にある「スープカフェすうぷ」(高砂市高砂町、TEL 080-4649-0070)が1周年を迎えた。
メイン通りから裏路地に入った所に出店して以降、SNSや口コミなどで広がり50代、60代の女性客を中心に人気を集めている。
店長の高橋美和子さんは親の介護のため仕事を退職し、介護が落ち着いた時に将来夫婦で開きたいと考えていた飲食店を始めた。介護中の母親の食事をヒントに、栄養豊富で幅広い年齢層に食べてもらえるためスープ専門店に決めたという。
スープは日替わりで、「朝すうぷ」(パン、サラダ付き)と「昼すうぷ」(ご飯、おかず付き)のどちからかを選ぶことができる。地元農家などから旬の食材を仕入れて、野菜の味を生かすよう最小限の味付けにこだわり、だしはなるべく無添加のものを使い、安全で安心して食べられるよう工夫している。
常連客の中には、高橋さんとの会話を楽しみに来店するお客も多くいといい、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持ち、前職は医療相談員として働いていた経験を生かし、来店客の相談にも乗っている。
夫婦でお店を訪れていた内田好恵さんは「開店当初に店に来て、スープのおいしさと店長の人柄の良さで常連になった」と話す。
店長の高橋さんは「皆さんが楽しんでくれるので、自分自身も楽しい。お客さん同士も仲良くなったりするので、地域のコミュニティーの場になれば」と意気込む。
営業時間は10時~15時。日曜・月曜・火曜定休。駐車場なし。