高砂のユーアイ帆っとセンターで8月26日、「女性が活躍できるための座談会」が開催された。主催は、高砂まちづくりネットワーク。
「ママの声をシェアして、子育てしやすいまちづくりに!」を合言葉に、平成29年度高砂市「未来戦略推進活動支援補助金」事業の一環として開催された同座談会。地元の母親たちから子育てについてのリアルな声を聞くことで、市政に反映させていこうと企画された。
同イベントを共催する高砂市女性活躍推進女性リーダーの藤原匡代さんは「私自身、子育てをする中で孤独を感じた経験がある。子育てしやすいまちづくりを考えた時に、ママ自身をいきいきさせないといけないと感じた。まずは少しでも声を出せる場を作れたらと企画した」と話す。
当日は、企業に勤めながら子育てをする母親や地元小学校の役員、市民活動団体の代表など、計14人が参加。藤原さんが進行を務め、参加者同士が子育てについて困っていることやその解決方法について話し合う時間が設けられた。
参加者からは、職場や家庭、地域の中での理解や協力の必要性や、「産後ケア」といったママに向けたサービスの充実を求める意見交換が行われた。
感想では「さまざまな世代の方から意見を聞くことができてよかった」や「『地域との関わり合いが大事』ということは自分だけではピンとこなかったが、話をする中で『家庭』、『地域』、『行政』の連携の大切さを感じた」といった声も。
藤原さんは「今回の座談会への参加を声かけした際に『私なんて』と消極的な方も多かった。今後こう言った場を持てるかはまだ分からないが、『私なんて』という人も思っていることを声に出せるような働きかけをしていきたい」と話す。