高砂のプラスチック加工会社「匠工芸」(高砂市荒井町)が7月1日~4日、米ロサンゼルスで開かれた「Anime Expo(アニメエキスポ)2017」にブース出展した。
同イベントは、ゲームやアニメ、漫画などのファンが集まる北米最大のアニメコンベンションで、今回は約10万人が参加した。
同社は、3つのハートが付いた刃が特徴でロリータをイメージした包丁「ラピン」や、チョウの羽根をかたどった刃が特徴でゴスロリをイメージした包丁「ジュリエット」、アニメやゲームに出てきそうな剣など約20点を展示した。
社長の折井匠さんは「来る人はみんな目を輝かせて剣を手に取っていた。注目を集め世界を驚かすことができた」と話す。
企業向けのプラスチック加工や店舗の看板、ショーケースなどを手掛ける同社。2014年からはコスプレ用の武器造形ブランド「TAKUMI ARMORY(タクミアーマリー)」も展開している。
折井さんは「近年ものづくりの現場にはマイナスのイメージがあるように思う。そのイメージを払拭(ふっしょく)できるように、ものづくりの楽しさを伝えていきたい」と意気込む。