加古川のイタリア料理店「Piccoro Bosco（ピッコロボスコ）」（加古川市野口町）が15周年を迎えた。

腕を振るう店主の阿部さん

　店主の阿部敏治さんは、加古川で本格的なイタリア料理店が少なかった当時、「せっかくなら地元（加古川）の近くで開業して盛り上げたい」と、現在の出店場所を決めた。「15年間、おもてなしにこだわり試行錯誤を繰り返す中で、イタリアンの陽気さと繊細さを感じてもらい、サプライズを提供することで、至福の時間を堪能してもらいたい」と話す。

　現在は一軒家を貸し切って行うレストランウエディングが好評だという。ハウスウエディングと2次会の中間「1.5次会」として開催するブライダル市場に着目して始めたという。加古川をはじめ、隣接する神戸市や姫路市などの参加者も増え、一度来店した客の口コミで広がりを見せているという。

　今後は店舗スペースを生かして、貸しスペースやコミュニティースペースとしての活用を検討している。「地域に根差したイタリア料理店。一瞬の喜びよりも一生の感動を」という阿部さんの思いは開店時から変わらない。

　現在、15周年を記念したランチメニューやディナーセットを提供する「還元祭」を展開している。ランチコース3種（1,080円、1,350円、1,620円）、ディナーコース2種（2,160円、2,570円）から選ぶことができる。ドルチェには一番人気のクレームブリュレ（3個648円）を用意する。同イベントは11月31日迄。

　営業時間は11時～15時、17時30分～22時。水曜定休。