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加古川・寺家町商店街21店舗でひな人形展示 華やいだ雰囲気に

人形製造販売店「陣屋」に飾られた大木平蔵作の「ひな人形」

人形製造販売店「陣屋」に飾られた大木平蔵作の「ひな人形」

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 JR加古川駅前の寺家町商店街(加古川市加古川町寺家町)で2月19日から、各店舗が協力した、ひな人形の展示が行われている。

洋服店ベルに展示された「ひな人形」

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 同取り組みは、子どもの見守り活動と商店街の連携を深める目的で始まり、今年で13回目を迎える。

 ひな人形は、全長470メートルある同商店街で21店舗が参加して展示。それぞれ個性を持ったひな人形がショーケースや店内などに飾られている。

 展示されている人形は、店主が所有しているものや、人形販売店から借りたものなどさまざま。ひな人形は作られた年代によって顔の表情などが異なるため、各店舗の人形を見て歩くと、ひな人形の個性を楽しめるようになっているという。

 同商店街の人形製造販売店「陣屋」では、明治時代にひな人形細工師の名工とされた大木平蔵作の人形を展示。この時代の人形は地元・東播磨地域では珍しいという。

 洋服店の「ベル」に展示されているおだいりさまは、天皇が儀式で着用するとされる「黄櫨染(こうろぜん)」の上着をまとい、おひなさまは髪を結い上げずに垂らした髪型で、着物は裾が長くなっているのも特徴。

 同商店街振興組合の立岩成晃さんは「展示されている人形をきっかけに、通りかかった人と会話が生まれれば」と、ひな人形が地域交流のきっかけづくりになるよう期待する。

 3月10日まで。

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