加古川労音(加古川市野口町、TEL 079-423-9640)が現在、9月27日のミュージカル上演に向けて一般の合唱団員を募集している。
昨年40周年を迎えた同団体は、30~40代の地元の音楽好きが集まり、演奏会の企画運営などを行う会員制の非営利団体。演奏会は会員以外も参加でき、定期的に年6回の演奏会を開いている。
同団体は恒例の企画として、毎年12月にアーティストをゲストに迎え、一般公募した合唱団で「第九」を合唱するが、今回のミュージカル上演は初の取り組み。約半年間の合唱の練習を経て9月の上演を目指す。ゲストには元劇団四季の畠山典之さんと松本昌子さん、エレクトーン奏者の神田将さんを迎える。
同団体の鷲坂正次さんと本村政則さんによると、毎年約80人が参加しているという第九の合唱。参加者は親子で参加する小学生から80代の高齢者まで幅広い。毎年楽しみにしている人や、子どもが手を離れたり、定年後に時間ができたりして参加する人、地元の高齢者大学の人も多いという。
鷲坂さんは「第九と違い、ミュージカルは一人一人の個性が必要。服装も役作りに合わせて出演者と相談したい。舞台づくりも一緒に楽しんでいきたい」と話す。「ミュージカルは人生を表現できる。新しい出会いもあれば」と参加を呼び掛ける。
合唱団員は3月24日から、加古川市立青少年女性センターなどで練習を行う。必要経費として1万円(高校生以下6,000円)が必要。