加古川市立松風ギャラリー(加古川市野口町、TEL 079-420-2050)で1月22日から、画家の久保田裕美(ゆみ)さんが2008(平成20)年から2019年まで平之荘神社(同市平荘町)に奉納した干支(えと)をコミカルに描いた特大サイズの絵馬12点を展示している。
展示している約160センチ×90センチの特大絵馬は、久保田さんが幼稚園生の時に同神社先代宮司の奥さんの教え子だったことが縁で、子どもたちが喜ぶような絵馬を描いてほしいと依頼されたもの。2007(平成19)年末、「子(ね)年」から奉納を始めた干支は、今年で一周したことから、絵馬展を開催することになった。
久保田さんは兵庫県加古川市出身で、現在は愛知県に拠点を移して各地で個展を開いている。ふすま、外壁をキャンバスに見立てた作品製作、来場者の前で即興の絵を描く生ドローイングなど、動物たちを愛らしくコミカルに描く画風で活動している。
久保田さんは「絵馬は神社で屋外に設置するため雨風、日光に強く扱いやすい水性ペンキを使用している。干支のキャラクターにはストーリー性を持たせて見る人が楽しめるように描いている。今年は『おむすびおころりん』を題材にしてウキウキ感のある楽しい絵馬を描いた」と話す。
開催時間は9時~17時。入場無料。今月29日まで。