加古川市立尾上小学校で2月5日、同校キャラクター「おのえSUN」のグッズ販売が行われ、盛り上がりを見せた。
同校では2015年春から、3年生の「総合的な学習」の一環として学校オリジナルキャラクター作りに取り組んできた。同授業ではこれまで、全国のご当地キャラクターの名前や特長の調査をはじめ、校長や地域の人にインタビューするなどして、キャラクター作りを行ってきた。
コンセプトを考え、学校の良さなどを盛り込んだキャラクターを3年生全員が1体ずつ考案し、昨年末に128体が完成。その後、3年生の中で投票を行って12体に絞り、学校全体の最終投票で「おのえSUN」が選ばれた。
今年から3学期にオリジナルキャラクターを地域に広めようとグッズ作りに取りかかり、クリアファイル、カレンダー下敷き、マグネット、シールの4種類が完成した。価格は各50円。
グッズ販売当日、4クラスごとにクリアファイル48枚、カレンダー下敷き23枚、マグネット25枚、シール25枚を用意した。
会場の体育館には保護者などが多く集まり、大声で売り込む児童たちの元へ駆け寄り、グッズが次々と売れていった。中にはすぐに売り切れるグッズもあるなどにぎわいを見せた。当日の売り上げは、今後もキャラクターが根付いていくような取り組みのために使うという。
児童たちは「みんなにかわいがってもらえるキャラクターになってほしい」と声をそろえる。