加古川ウェルネスパークのアラベスクホール(加古川市東神吉町 TEL 079-433-1100)で2月21日、「うぇるねす寄席 林家花丸落語会」が開催される。
毎年開催されている「うぇるねす寄席」。今年は兵庫県出身の落語家で昨年「繁盛亭大賞」など受賞した林家花丸さんが登場するほか、桂文三さん、林家染八さん、スペシャルゲストに笑福亭鶴瓶さんの4人を迎えて開く。
花丸さんは滑稽噺(はなし)や人情噺など幅広く得意とし、当日はタイプの違う演目5席を用意する。おはやしは全て生演奏で、もともとクラシック専用ホールとして設計された同ホールの音響性能と相まって、落語とおはやしの広がりも期待されるという。
花丸さんは「落語は座布団の上の少ない面積で演じるが無限の広がりのある芸。落語のストーリーを通じて目の前に何もないものが見える。うどんを食べたら鉢まで見える、これがセットのある演劇との違い。大衆芸能なので初めての方にも気軽に落語の可能性を感じてもらいたい」と話す。
花丸さんは落語を行う際、観客席の年齢層や男女の比率、先に出演した演者の噺の反応を見ながら、客に合わせて同じ噺でも少しずつアレンジを加えながら話すという。
「客席の様子も見ながら話をするので安心してくつろぎに来てほしい。今回は4人のすてきなメンバーを組んでいる。4人で4色の楽しい絵を描くような落語をするので、気軽に落語を堪能しにきてほしい」と意気込みを見せる。
料金は、前売り券=2,500円、当日券=3,000円。問い合わせは同ホールまで。