加古川の喫茶店「GREEN LOVERS(グリーンラバーズ)」(加古川市加古川町)が1月4日、新たなモーニングメニューの提供を始めた。
「無添加手作りバンズ」と「自家製煮込みハンバーグ」を使ったハンバーガーランチが看板メニューの同店。地元の主婦やファミリー層が集まる店として親しまれている。
今回、新たな試みとして提供を始めたモーニング専用メニュー「ラバーズモーニング」(800円)は、テーマをこれまでの「(店主が)個人的に食べたいモーニング」から、「加古川人が食べたいモーニング」に変えたもの。
同モーニングは、トースト、サンドイッチ、ホットドッグから2種を選ぶパンメニューに、サラダ、フルーツ、卵、ヨーグルト、ドリンク、スイーツが付く。
店主の村田穣さんによると、主婦が主な客層のランチタイムと違い、モーニングの客層は「地元のおっちゃん、おばちゃん」という。コンセプトは「活気あるモーニング」と話す。
もともと飲食店で働いていたという村田さんは、生まれ故郷の加古川で同店を開いた当初から「地元で店を開くからには地元になじまないといけない」との思いを持ち続け、試行錯誤の末、今回のモーニングメニューにたどり着いたという。「自分のこだわりではなく、100%お客さまが食べたいものを提供したい」と話す。「ほかの店にはない一歩先をいく物を提供したい」とも。
店の席数は、4人掛けテーブル2卓と2人掛けテーブル3卓にカウンター席3席の計17席を用意する。
店の雰囲気は客に楽しんでもらえるよう工夫を施す。村田さん手書きの「通信」は、コラムや企画、店のスケジュールなどを掲載し月一回店内に設置している。ほかにも、メニュー表に村田さん自作の「4コマ漫画」を挟むなど、手作り感満載の温かい空間作りを心掛けているという。
「お客さまを飽きさせないようにしたい」と話す村田さん。「これからもコーヒーとパンを軸に、ほかの部分は遊び心を持って営業したい」と笑顔を見せる。
モーニングメニューはこのほか、バタートースト(550円)、たまごサンド(750円)、ホットドッグ・アルトバイエルン(650円)、ハンバーガー(800円)、パンケーキ(650円)など。すべてのモーニングメニューに、サラダ、卵、ヨーグルト、ドリンクが付く。ドリンクは、焙煎コーヒー、カフェオレ、紅茶、ソフトドリンクなど。
営業時間は8時~16時。火曜定休。