「さぁ、加古川線を愛そう!写真展~乗るぞ、行くぞ、加古川から」が5月16日から、JR加古川駅構内の「加古川観光案内所」(TEL 079-456-0222)で開催される。
同展を企画・開催するのは、自称「加古川線愛好家」の江村識子(さとこ)さん。「全国的に赤字路線の経営が危ぶまれていることに危機感を覚えていた」と江村さん。そのため、以前から、「加古川線沿線での登山や、沿線の駅からレンタル自転車に乗って、町や美術館などを散策したり、時には大回り乗車で列車に乗ることを楽しんでいた」という。
江村さんは「数少ない列車、たまにしか下りない遮断機、走る列車と遭遇した時のわくわく感。細く長く、遠くへと続く単線ならではの景色に魅力を感じる」と話す。
写真展を開こうと考えたきっかけについて、江村さんは「JR西日本が、大阪関西万博の開催に合わせて西脇市駅から谷川駅間にかけて列車の増便運行を行い、実証実験を行っていたから」と話す。「学生の頃、阪神淡路大震災に見舞われ交通網が寸断。加古川線などを乗り継ぎ、通学や遠方の大学受験で苦労したことを思い出した。あの時、加古川線が動いていたからこそ、今の自分がある。加古川線を乗り継いで歩んだ人々にとっても、加古川の鉄路が動いていたからこそ、今があるのでは」と振り返る。
同展のタイトルにある「さぁ、加古川線を愛そう!」は、同線(西脇市駅~谷川駅間)の利用を呼びかけるためのキャッチフレーズから取り入れた。開催に当たり、各所に使用の承諾を得たという。
会場には、車両や風景、沿線で食べたおいしかったごはんなどの写真約40点を展示する。江村さんは「来場者には、加古川線を見つめる、改めて乗ってみるきっかけになれば」と話す。
開催時間は9時30分~18時(16日は13時~、24日は16時まで)。入場無料。5月24日まで。