
加古川警察署は10月10日、稲美町で子どもの通学を見守る交通安全啓発犬「ラビ」の任期を延長する委嘱式を行った。
ラビは、稲美町在住で交通安全連絡協議会の井口彰さんの飼い犬。チワワとダックスフントのミックス犬で、2016(平成28)年に県内で初めて交通安全啓発犬として委嘱された。任期は1期3年で、今回の再委嘱で4期目に突入する。これまでに井口さんと交通安全教室や啓発キャンペーンへ参加してきたほか、近隣小中学生が登校する時間帯に稲美町の自宅近くの交差点で見守り活動を続けている。井口さんが交通整理する横で、高さ20センチほどの特製の台に座り、通学を見送っている。
同署で行われた委嘱式には井口さんとラビが出席。浜田和樹署長から委嘱状が渡された。浜田署長は「子どもたちにとても人気がある。地元密着でぜひ続けてほしい」と話す。井口さんは「見守りに立っていて『おはよう』という元気な声が返ってきたられしい。私自身も83歳で腰も悪くなっているが、できるだけ続けていきたい」と意気込む。
ラビの任期は2028年8月31日まで。